1.全磯連関東支部では、従来の公式検量から写真メールによる検量の実験を行うことになった。とくに、食べない魚などのキャッチアンドリリースにも対応できる。これは他魚という種別には多い。
2.従来の公式検量とは、各地に何カ所かある公式検量所に持ち込まないと認められなかった。大きい魚を釣ったといっても、全磯連から見たら、公式検量でなければ信用がないと言っても過言ではない。適当に測っていては同じ土俵に上がれないということだ。
3.全長とはどういう測り方なのか決まっている。尾ビレは自然状態で、垂直線の交点。最長点を斜めに計測した方が寸が伸びるが認められない。
5.つまり重量制、叉長制、全長制と変遷した歴史がある。ワタクシは全磯連が叉長制時代のクチジロの公式記録をもっている。こんなのは相当昔の記録だ。
6.現在、全磯連では長さが第一。同寸の場合、重量の重い魚が上位。しかし、大昔は重量が第一だったということだ。重量は不正ができないことはない。口から鉛を入れたなんてことが、あるとかないとかきいたことがある。全長の不正は魚拓を前提とすれば難しい。
7.それぞれの魚種に応じて全磯連の大物賞規定がある。ある大きさ以上の魚。この認定には公式検量票の検量印と魚拓が必要だ。
8.これまで、全磯連の三会以上の大会では臨時の特別検量所の設置が認められて、公式検量所に持ち込まなくても公式認定された。会長または検量審査員が現認した。
9.デジカメ写真とメールが普及した現在、新しい時代の検量ができないだろうかという試みである。メールなら瞬時に事務局に送られる。日付を写しこむことも必要だろう。iPhoneではアプリがあるので可能。
10.当会でもこれをやってみようということで、写真写りの良いメジャー、デジタル重量計を誰でも持つように手配したところだ。証明できるような写真撮影を検討。日付の写し込みとか、できれば会長か検量審査員の顔まで入っていた方が良いのかなど。信頼性を担保するには会長か審査員の保証も必要だろうからだ。検量審査員証を魚の上に写しこむとか考えられる。
プライベートなさかなちゃんブログで検量の歴史や詳しい論評を書いたのでぜひご覧下さい。http://siokaze1.cocolog-nifty.com/sakanachann/2017/04/post-1c86.html